2017年 09月 06日
輪廻転生を信じるとき①~過去世~地球人?宇宙人?~
杏砂です。
輪廻転生を信じますか?
スピリチュアル懐疑派はNO、肯定派はYES
というのがおおむねの回答でしょうか。
キリスト教徒は生まれ変わりを信じない、と言われてきましたが、
近ごろではそうでもなさそうです。
仏教では輪廻転生の話をしますから、
東洋人には信じる人が多いと思います。
私は、物心ついたときから、なんとなくすでに心にありました。
人は生まれ変わるのだ、と。
過去世という言葉もとくに説明されなくとも理解できました。
環境のせいでしょうか。
生まれ持ったものでしょうか。
分かりません。
このスピリチュアルの真偽も、誰にも分かりません。
釈迦の「過去世物語」によりますと、人間が動物に生まれたりもします。
転生の話には、死後の世界、霊界、天国の話はつきものです。
地獄もあるのでしょうか?
生まれ変わってくるまでの間、魂はどうなっているのでしょうか?
それらは寓話で、人間に道徳心を教えるための作り話なのかもしれません。
悪いことをすると地獄に堕ちるよ、とか、
今度生まれてくるときに牛になったらどうする?とか。
もうひとつは、現世で虐げられている人々、貧しい人々が生きていくうえでの励ましかもしれません。
権力者は地獄に堕ちるけど、誠実に生きた市民は天国にいくから今辛くてもがんばろう、と。
来世への希望を持つしかない、そんな時代もあったことでしょう。
理不尽な社会をみれば、今でも似たような感覚を持つことはあるかもしれません。
生まれ変わるということは過去世がある、ということです。
これが高じて、過去世にこだわりすぎますと、それはそれで不健全になっていきます。
日本のカルト教団にも、過去世の話ばかりするところがあります。
自分の過去世を知って満足して、その人物が名のある人だったりしますと、慢心して、逆に転落していく人もいます。
また、私の知り合いは、原因不明の身体の不具合があり、それを霊能者に尋ねたところ、過去世のある体験が原因だと教えてもらったのですが、その過去世を後生大事に握りしめてしまい、身体の不具合は治りませんでした。
その霊能者からすれば、原因を知ることで治るという思いから伝えたのではないか、と私は思っているのですが、無意味でした。
人は自分の過去世なるものを教えてもらうと妙に満足してしまうようです。
何度も生まれ変わっているのだとだすると、過去世はいくつもあるはずだということは自明です。
ですので、霊能者なる人にそれぞれ訊ねて、それぞれ違った答えが返ってきても、間違っているとか疑ったりすることはありません。
疑うのであれば、そもそも最初から信じることはないでしょう。
霊能者側からすれば、ひとりたりとて同じ過去世がなかったとしても信じさせることができるという都合のよい世界です。
全く同じ時代の過去世で違う過去世を言われても、そのどちらが本当なのか相談者には分かりませんし、霊能者のほうは自分のほうこそが正しいと言い張るでしょう。
あるいは、ちょっと時がずれているとか、いろいろな物語をもっともらしく示してくることでしょう。
それぞれの霊能者なる人が言うことはそれぞれ正しい、のでしょうか?
分かりません。誰にも分かりません。
信仰の世界です。
最近は、地球へ来る前の別の惑星での過去世を教えてくれるところもあります。
ロマンがあって私も嫌いな話ではありませんし、そういうこともあるのかもしれないという気持ちも持っていますので、全くの嘘ばかりでもないのではないか、と思わないでもありません。
正直なところ、いっときかなり信じていた時期もありました。
けれども、
そんなことばかりに思いを馳せていても、この地球が平和になるわけでもありませんので、落ち着いて地に足をつけていることが大事だと考えるようになりました。
一方で、
「奇蹟のリンゴ」で有名な木村秋則さんは、宇宙人に会ったと言っています。
また、
自分の過去世を探ってみますと、なんと同じような考えをもつものなんだな、と思い知らさせることもしばしばです。
つづく
by 7of9voyager
| 2017-09-06 07:41
| 閑話休題