2017年 08月 20日
騙されやすい人~依存タイプ~
杏砂です。
騙されやすい人の熱狂タイプについて、先に書きました。
今日は、依存タイプです。
占い師や霊能者、カルト教団を頼る人のなかには、
そもそも依存心の強い人もいます。
この世を生きていくのは、誰でも大変です。
生老病死と言って、生まれたことの苦しみを嘆いたのはゴーダマ・シッダールタ、釈迦です。
思想家や哲学者と言われる人々も、紀元前の昔から、人生の不条理についてあれこれ考えてきました。
今現在の人生が幸福でも不幸でも、いずれにせよ依存心の強い人はいます。
自分で何も決められません。
ママの言うことを聞いていればうまくいくのよ、とは、ドラマのなかでよく見かける光景です。
この場合、ママも子供に依存しています。
でも、すごいですね、このママ。百戦錬磨なのでしょうか。それとも能天気なのでしょうか。
それだけ自信があるのに、息子や娘が離れていくようなことがあると、おかしくなったりします。
そうはいっても、心が痛んでいるとき、迷っているときは、誰かに頼りたくなるのが普通です。
なんでもかんでもひとりで考えて無知な選択をし続けていたら、それもまた不幸なことです。
信頼できる人に相談に乗ってもらうことも大事です。
これは、スピリチュアルだけに限りません。
あらゆる関係のなかに存在します。
共依存という言葉もあります。
互いに不健全な依存のなかで離れることができません。
怖いのは、占い師にせよ、霊能者にせよ、教祖にせよ、上司にせよ、同僚にせよ、友人にせよ、家族にせよ、
巧みな言葉と態度であなたを依存させて操る、そういった行為と状況です。
承認欲求が強い人も簡単に依存してしまいます。逆に依存させる立場にも積極的になっていくことがあります。
健全な承認を与えられて育ってこなかった人にはよく見かける傾向です。
心をくすぐられても、冷静で客観的な心持ちでいられるよう、常に心しておくことは、人生全般において大事なことだと思います。
そうはいっても、せっかく褒められているのに、どうせ何か下心があるんだろうといつもいつも疑っていては、
これもまた逆に自己信頼を失っていきますので、
賞賛は賞賛でありがたく受けとめて、それ以外のところで理性を働かせていくとよいと思います。
スピリチュアルでは、あなたの依存心を巧みに引き出して利用しようとしてくる場面は多々ありますので、
頼りすぎないようにしていくことは大切な心構えです。
あらゆる「依存」はタロットの「悪魔」のカードですからね。
注意しましょう。
by 7of9voyager
| 2017-08-20 09:49
| リテラシー